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    ‘2017/10’ カテゴリーのアーカイブ

    熊本室内楽プロジェクト

    2017/10/29

    本日、熊本白川教会にて開催された「熊本室内楽Project 2ndコンサート〜弦楽の調べ〜」を聴きに行ってまいりました。
    一流の音楽家の方をお迎えして室内楽に取り組むことをコンセプトとして、県内のヴァイオリニストの方々が企画され、熊本地震による延期から約1年半、ようやく開催に至った経緯を知りました。

    県内外、海外からこの日のために集まった一流の方々の教会での演奏は、音楽が日常の一部として定着している欧州の雰囲気を醸し出し、何とも言えない弦の音色にすっかり聴き入ってしまいました。

    曲目は、
    ♪歌劇「カプリッチョ」Op.85より前奏曲(弦楽6重奏)/R.シュトラウス
    ♪弦楽5重奏曲 ハ長調 D.956/F.シューベルト

    4楽章からなる規模の大きなシューベルトの弦楽5重奏曲は、全ての楽章が聴きごたえがあり、チェロの低音が体中に響き、和音の移り変わりに心地良さを感じながら1時間弱、素晴らしい演奏を楽しませていただきました。
    やはり音楽の力は偉大で、そこに人生を掛ける人が大勢いるのは納得です。
    音楽は活力になりますね♪

    明日は早速ヴァイオリンのレッスン。
    いつも練習不足で申し訳ないのですが、少しでも精進したいと思います♪

    バッハのいろは

    2017/10/17

    昨日は、ピアノハープ社にて赤松林太郎先生の「バッハのいろは」セミナーが開催され、役立つ話題が数多く、収穫の多いセミナーとなりました。

    主にインベンションにフォーカスして、1つのテーマ(モチーフ)を徹底的に反復させ、その素材を活かしたコンパクトな曲のつくりを理解し、分析・演奏に役立てるには充分な内容で、毎回赤松先生の知識の多さに脱帽です。

    インベンションの目的として、

    ・声部の弾き分け
    ・旋律を美しく歌う
    ・作曲法(対位法のルール)を学ぶ

    これらが凝縮され、ピアノを学ぶ上では重要なテキストとし位置付けられています。
    トリル一つにしても、奏法のみを指導してしまいがちですが、そもそもトリルとは音楽を立体的にする装飾であり、不協和音を伴う刺激的な要素でもあり、そのセンスを養うことにも意義があり、幅広い観点から指導することで最終的な音楽的要素を身につけられるよう導いていきたいと感じました。

    また、音程についても常に意識しておきたい点で、

    密集(テノールからソプラノが1オクターブ内に配置された和声)ー緊張
    乖離(かいり:同様に1オクターブを超えるもの)ー解放

    を表すということを感じながら、和声・対位法も分かりやすく噛み砕いた表現で伝えていきたいと感じました。

    このバッハの厳格さを、丁寧に根気よく、長期的に教えることで、その習得が一朝一夕では身につかない「物事を捉える基礎」となることに、ピアノ指導の意義があると感じます。

    その都度新しい気づきや発見がある赤松先生のセミナー、大変興味深く、次回もまた楽しみにしています♪
    企画いただいた先生方、ピアノハープ社の皆様に感謝いたします。

    海の見えるレストランにて

    2017/10/10

    先日、熊本新港に今年オープンしたイタリアンレストラン「ホーリーシェフ」にて、ちょっとしたコンサートと食事会を行いました。

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    ステージがあり、海を眺めながらゆったりとした雰囲気で演奏と食事が楽しめ、以前より一度伺いたいなと思っていたところでした。
    久々に集まった親戚達と話も弾み、ピアノや妹の弾き語り、またフルートの素敵な演奏もあり、素敵なひとときでした♪

    やはり生の演奏を間近で聴きながらゆったりと食事を楽しむ、贅沢な時間だなとつくづく思います。
    お店を紹介してくださった方、臨機応変に対応してくださったお店の方々、急なお誘いにも関わらずお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!!

    實川 風 ピアノリサイタル

    2017/10/07

    本日は、県立劇場にて實川 風さんのピアノリサイタルが開催され、久々に生の演奏を聴きに出かけました。
    實川さんは、国際コンクールをはじめ、国内外の数々なコンクールにて優秀な賞を受賞され、若手の演奏家として期待されているピアニストです。

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    途中からの入場となりましたが、ショパンをはじめ、ヒナステラ、ベートーヴェンなどたっぷりと堪能させていただきました。
    ショパンの煌びやかな高音にうっとりしたり、ヒナステラの全身から湧き上がる躍動感溢れるリズムに思わず身体が反応し、小刻みに揺れたり、また最後のベートーヴェンの「ワルトシュタイン」には、力強く迫力ある演奏はもちろんのこと、何と素敵な曲だろう、と曲の素晴らしさに改めて感銘を受けました。

    やはり生の演奏は、 何物にも代えがたく、会場でしか感じることのできない貴重な経験となります。
    日常生活一部として音楽鑑賞がより身近なものになると良いなと、つくづく思います。

    また素晴らしい演奏家の演奏が熊本で聴けることを願い、この経験を今後の糧として練習や指導に励みたいと強く感じた一日でした♪