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    グレンツェンピアノコンクール地区本選

    2014/03/29

    本日、アクロス福岡にて、グレンツェンピアノコンクールの地区本選 小学校5,6年生部門が開催され、当教室から渡邉七海さんが出場、準優秀賞を受賞されました。


    昨年夏の予選に始まり、年末の熊本本選、そして今回の地区本選と進んできました。
    今回も、あと1点で優秀賞という、シビアなラインでしたが、本当に良く頑張って取り組んでくれたと思います。

    今回も色々と勉強になりました。
    同じ曲を続けて聴いていると見えてくるものもあり、指導に活かせる部分もあります。

    本日、多くの方の演奏を聴いて感じたのは、音楽を感じて、曲を自分のものに出来ているか、ということでした。
    言われた通りに弾くだけではなく、そこに自分の考えがどのくらい反映されているのか、様々な解釈がありますが、聴く人を納得させる演奏が出来ていた方は上位入賞されていました。

    他にも様々な気付きがありました。

    テンポ
    テンポ設定においては、速すぎず、曲が自然に流れるテンポというものが存在します。

    自分の耳で聴くことの大切さ
    レッスンがなくても、ある程度自分で曲を形づくれるようになるのが理想です。

    最初の一音
    これはものすごく大事だと思います。
    音の出だしに気を配るということは、曲全体にどの程度思い入れをもって弾いているかの表れでもあると思います。
    良い耳を持っている方は、最初の一音で曲全体の出来がおおよそ予測出来ると思います。
    最初の1音をどんな音で弾くのか?もっとここにこだわっていいのだと改めて確信出来ました。

    様々な課題曲の中では、シンプルでも身体の使い方や音の出し方など、学ぶものは多く、何よりも常に目標を定め、それに向かって取り組めたことは、大きな収穫になったと思います。
    そして、一流の舞台での演奏、これはやはり経験とともに場数を踏むことで身につくものだと思います。
    自分の音色や音の響き、会場の雰囲気を最大限に感じながら演奏する、これはピアノに限らず音楽をやっている方の醍醐味だと思います。

    しかしコンクールは発表会とは違い、同じ曲で競い合う訳で、ミスタッチやリズムが崩れたり、テンポが整わなかったりなど、負の要素が出てくると、今回のように短い曲であれば、やはりそれが審査に大きく影響する場合もあります。

    結果だけに左右されて、本来楽しむべき音楽が楽しめなくなることは避けたいと思っています。
    しかし、悔しい思いをしても、その反動でいくらでも伸びる可能性がある点は、子どもの特権だと思います。
    ピアノ指導って、本当に奥が深く、いくら勉強してもし過ぎるということはないなあと感じています。

    次はピティナコンペに向けてのレッスンが既に始まっています。
    気合を入れ直さなければと感じた一日でした、、。

    七海ちゃん、入賞おめでとうございます!!
    夜遅くまで本当にお疲れさまでした!!
    そして遠くまで付き添ってくださったお父様、本当にありがとうございました。

    九州音楽コンクール

    2014/03/23

    本日、九州音楽コンクール幼児クラスが平成音大サテライトステージにて開催され、当教室から野田楓佳さんが出場、見事銅賞を受賞しました。

    1月から課題曲の練習を始め、幼稚園最初で最後のコンクール。
    レベルアップを目的に、課題曲「トルコのおどり」を選びましたが、短い曲でありながら、右手のテクニック練習には事欠かない内容。

    テンポが上がるにつれ、ここ数週間は思うように指が動かなかったりしたものの、試行錯誤しながらの練習法で見事に改善!
    まだ課題は残るものの、数日でこんなに変わるものかと、改めて子どもの集中力のすごさ、進歩の早さを感じました。

    春からは小学生!
    これからもたくさん楽しいステージが待っていますよ♪
    いつもご両親の熱心なサポートには頭が下がります。
    次のステージに向けて、また一緒に頑張りましょう!

    楓佳ちゃん、本当におめでとうございます!!

    桃の節句

    2014/03/04

    昨日はひな祭り。
    梅が見頃で綺麗な写真が撮れたので、すぐにupしようとするも、一日遅れに、、。
    今年はブログの更新を怠らずに!と思っているのですが、なかなか思うようにいかずに自己嫌悪、、。

    さて、今日は久しぶりのレッスンで、待ち遠しく待っていたところ、生徒さんより残念なお知らせが。。
    転勤が決まったとのことで、今月一杯でお引越しとのこと。
    いつも覚悟はしているものの、やはりこれまでのレッスンを振り返ると寂しくなります。
    しかし、お引越し先でも、末長くピアノを続けて上達してほしいなと願っています。
    ピアノが生涯の趣味になれば、これほど嬉しいことはありません!
    皆さんの可能性はまだまだ無限大!
    お引越しされても、熊本にいらっしゃる際には是非教室に遊びにいらしてください♩
    いつでもお待ちしております。

    アレクサンダー・テクニーク

    2014/03/02

    身体の使い方や意識の向け方を変えるだけで、日常の動作や演奏が楽になる、アレクサンダー・テクニーク。
    オーストラリアのFrederick Matthias Alexander(1869年 – 1955年)により発見され、自己の無意識的な癖をなくすことで改善に導く方法として、楽器演奏やスポーツ、武道、演劇など幅広く取り入れられています。

    通院の後、少し気分転換をしてから会場の杉並公会堂へ。
    数年前にリサイタルをした懐かしい会場では、やはり楽器演奏において何らかの違和感や痛みをもつ方々と共に、充実した時間が過ごせました。

    そもそも、身体の構造から理解する必要があり、骨格や筋肉、動作中にどの筋肉を使っているのかに意識を向け、イメージしていきます。
    色々な気づきや発見があり、普段何気なく使っている筋肉や力の方向、アレクサンダー・テクニークの特徴である、力の通り道をふさがないということ、打鍵した後の鍵盤からの反作用を分散させるということなど、イメージの持ち方によって身体が楽になったのは大きな収穫でした。

    このプロセスを繰り返すことで、脳で汎化が行われ確実に身につけていくことが目標ですが、ピアノ演奏と脳との繋がり、まだ解明されていない部分もありますが、関連深いことは確かです。
    今まで、関連本を読んでもいまいちピンとこなかった部分が、ほんの少し理解できたような気がします。
    これを継続することで、更に楽に、また指導に活かしていきたいなと思います。