本日は、以前から聴きたかったヴァイオリニスト Anne-Sophie Mutterを迎えてのベルリンフィルのジルべスターコンサート。
チケット取得を試みたのは発売日の今月に入ってからでしたが、Simon Rattle指揮、豪華ソリストの共演に、世界中からアクセスが集中し、ほんの数分で売り切れになってしまう速さに驚くとともに、何とか取得できた時の嬉しさはひとしおでした。
とにかく途中で迷わず、完了画面まで黙々と進んだのが良かったようです。
その後はアクセスできないか、できたとしても次の画面に進めない状態が続いたようです。

世界最高峰と言われるベルリンフィル、日本人の方がコンサートマスターに就任され、しばらく経ちますが、そのバランスの良さと一糸乱れぬ演奏は世界中のファンを魅了します。

本日のプログラムは、

・Emmanuel Chabrier    Overtuere zur Oper L’Etoile
・Camille Saint-Saens     Rond capriccioso
・Jules Massenet            Orchesterstueck aus der Oper El Cid
・M.Ravel                      Tzigane
・Francis Poulenc           Les Biches,Ballettsuite
・M.Ravel                       La Valse
アンコール Brahms

前半のAnne Sophie Mutterの演奏は、CDなどで聴いた際の力強い印象とは違い、
とにかく1音目から音が美しいの一言。
細くとも決して弱々しくなく、隅々まで耳をすまして聴きたくなるような美しい音色。
琴線に触れるとは、正にこのことだと悟りました。
サン・サーンスの哀愁漂うメロディに彼女独特のかっこよさが加わり、一瞬たりとも聴き逃さず目・耳他全神経を集中して聴いていたくなるような演奏でした。

RavelのTziganeも、難曲でありながら冒頭のソロで見事に聴衆の心を惹きつけ、高度なテクニックはもちろん次々と新たな展開を見せてオーケストラと共に素晴らしい音楽を創り上げていました。

スケールの大きさ、表現の幅の広さ、とにかく素晴らしく、一生に一度彼女の演奏を生で聴くことができ、感無量でした。

後半のベルリンフィルの演奏ももちろん、たっぷりと楽しませていただきました。
ステージは神聖な場所だなと改めて感じました。
これは発表会でも同じであり、演奏の喜びを唯一味わえる自分の場所であるということを伝えながら、日々のレッスンに精進しようと決意した一日でもありました。
1年の終わりにこんな素晴らしい演奏に触れることができ、感謝です。
これを日々のレッスンに還元し、小さい頃から素晴らしい音楽に触れる機会をつくっていきたいと改めて思いました。

先月末～今月にかけ、サーバー移転に伴い、しばらくブログがご覧いただけない状態でした。
ブログの更新もだいぶ遅れ、ご迷惑をおかけしました。

2015年11月21日(土)男女共同参画センターはあもにいメインホールにて、第4回ピアノコンサートが終了いたしました。
いつもご家庭であたたかく見守ってくださる保護者の皆様のおかげで無事に開催できましたことに、改めてお礼申し上げます。

今回は主にソロ演奏を中心に日頃の練習の成果を披露していただきました。
また、中盤では友人のフルーティストを迎えてのミニコンサートなど、ピアノ以外の音色もお楽しみいただきました。

第Ⅰ部  デビューステージの方、ディズニー・ジブリ・映画音楽を中心に、
第Ⅱ部 兄弟・姉妹特集
第Ⅲ部 クラシックのソロをメインに

皆さんの努力は素晴らしいもので、当日までの数週間は、苦労しながらも正に集中的な練習で見事に仕上げてくれた子、こつこつと積み上げてきたものを思う存分表現できた子、などそれぞれに振り返ってみると、反省点や今後に活かせる課題がたくさん出てくることと思います。

本番を経験することで身につくスキルは計り知れないものがあると思います。
また、それが人生経験の中で無駄になることは決してなく、むしろどこかで役に立つことがあると信じています。

今回はソロに集中したこともあり、全体の完成度は皆さん高かったと思います。
常に一歩上を目指しながら向上していくことの大切さを時間をかけてお伝えしたいと思っています。

今後も音楽を通して日々のレッスンで皆さんと接し、1年毎に皆さんの成長を感じ、次の目標へと一緒にステップアップしていきたいと考えております。

来年は第5回目となる節目の発表会。
くまもと森都心プラザホールでの開催が決まっております。
さらに皆様にお楽しみいただけるよう取り組んでまいります。
ご来場いただきました皆様、どうもありがとうございました。