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    アリス=紗良・オット ピアノリサイタル

    昨夜は、アリス=紗良・オットのピアノリサイタルが県立劇場で開催され、友人と出かけてきました。

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    今回のツアーでは、熊本公演が初日とのことで、グリーグを中心とするプログラムに期待を込め、どっぷりとその世界観に浸りたく、県立劇場に向かいました。

    まだ20代の若さでファンも多く、モダンなアーティストとして世界各地で活躍し、今後期待されるアーティストとして注目されています。

    プログラム前半は、
    ・グリーグの抒情少品集より12曲
    ・ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラードOp.24

    高音のピアニッシモの、あの柔らかい音はどこから出るのだろう、と思うほど美しく、また華奢な外見からは想像できない力強い音をたっぷりと堪能しました。
    濁りがなく、くっきりとした輪郭が印象的で、メリハリある演奏に改めてグリーグの世界観を感じました。

    後半はリストのピアノソナタ ロ短調
    真っ暗な舞台から醸し出される音は、終始うねりや緩急メリハリあるフレーズが満載で、迫力あるピアノの音に魅了されました。

    やはり間近で音を感じることは、全身で音楽を受け止めること、またその曲や楽器に対する愛着がより身近になり、練習の糧になる、という点で、時々鑑賞する機会を大切にしたいと感じた一日でした。

    演奏からその人の内面を垣間見、自分の演奏にも役立てることができる、ということは、大変価値のあるもので、芸術は素晴らしいの一言に尽きます。
    やはりコンサートはいいものですね♫

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