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    ピアノの中を覗いてみよう!!

    昨日、ピアノハープ社ギャラリーにて、調律師の方による「ピアノの中身をのぞいちゃおう!」の企画が開催され、行って参りました。
    普段はなかなか見ることのできないピアノの中身。
    中はどんな仕組みになっているのか、生徒さんも興味津々。
    それぞれのメーカーの特徴やペダルの仕組みなど、演奏に活かせる内容盛りだくさんで収穫の多いイベントでした。
    もっと上達したい!!と思っている生徒さん、必見の内容です♪

    中でも一番興味深かったのは、周波数に関する内容でした。
    人間の耳で聞き取れる周波数は限界がありますが、それを言語に括った場合、日本、ドイツ、イギリス、ロシアなど国別に大きな違いがあり、母音、子音ともに種類の少ない日本語は125-〜1500Hz

    ドイツ語 125〜3000Hz
    英語 2000〜12000Hz
    ロシア語 125〜8000Hz

    という内容でした。
    日本人がなぜ英語が苦手かという話に結びついてくると思いますが、概してロシア人が語学に堪能というのはこのパスバンド(passband)と呼ばれる通過帯域が関係しているようです。
    これは耳を使うピアノ演奏でも関与してくるもので、高周波を多く含むモーツァルトなどの音楽を聴くと心地良くなったり、自分で音色を作り出さなければならないピアノ演奏者は、良い耳をもつことが上達の早道と言っても過言ではなさそうです。

    他にもヤマハグランドピアノの弦、ハンマーをヨーロッパ製にカスタマイズした3台のピアノの弾き比べなど、大変興味深い内容で実にあっという間に時間が過ぎ、大変勉強になりました。
    ピアノ学習者のみならず、ピアノがお好きな方でしたら間違いなく楽しめる、且つためになる内容で、ますますピアノの魅力を感じた1日でした。
    第2回目が8月10日(日)に開催されるようですので、ご興味がお有りの方は問い合わせてみられてはいかがでしょうか?
    技術者及びスタッフの皆様、大変お世話になりました。

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