チェルニー30番 30の小さな物語
先日、船橋ルナパークにて開催された根津栄子先生のセミナー。
今回はレッスンでも使用頻度の高い“ツェルニー30番”。
以前は当然のようにツェルニー30番〜40番〜50番・・・と進められていた光景ですが、これが1曲が長いものも多く、いかに抵抗なくレッスンで有効に取り組んでいけるか、ということが課題でした。
今までの全音から出版されているお馴染みのブルーのテキストは、1〜30まで番号が並び、細かい音符で書かれているものが主流でしたが、今回根津先生が出版されたチェルニー30番は、弾きやすい順番に並べ替えられ、それぞれの曲に子どもがイメージをふくらませて演奏できるよう可愛らしい挿絵とタイトルがつけられています。
タイトルは実際に小学生の生徒さんがつけたものがほとんどで、改めて子どもの想像力は素晴らしいなと感じました。
そして子どもにとって、視覚から受けるイメージがいかに大きいか、またいかに効果的かを実感しました。
そして、単なるテクニックの教本という堅苦しい雰囲気はなく、注意ポイントをわかりやすくまとめ、効率良く練習できるように構成されています。
まずはツェルニー30番導入の際に効果的な教材で、その後のテクニックに繋げていければ画期的だと思います。
また、演奏のみならず、指先トレーニングや遊び感覚でできるリズム運動など、紹介いただき、レッスンはアイデアや工夫次第でいくらでも発展できること、また常に指導者は研究し続けなければ良いものは生み出されないと痛感しています。
それにしても、ご紹介いただいたネコの洗濯バサミグッズの可愛らしいこと!
これは使えます☆