本日、アクロス福岡にて、グレンツェンピアノコンクールの地区本選 小学校5,6年生部門が開催され、当教室から渡邉七海さんが出場、準優秀賞を受賞されました。


昨年夏の予選に始まり、年末の熊本本選、そして今回の地区本選と進んできました。
今回も、あと1点で優秀賞という、シビアなラインでしたが、本当に良く頑張って取り組んでくれたと思います。
今回も色々と勉強になりました。
同じ曲を続けて聴いていると見えてくるものもあり、指導に活かせる部分もあります。
本日、多くの方の演奏を聴いて感じたのは、音楽を感じて、曲を自分のものに出来ているか、ということでした。
言われた通りに弾くだけではなく、そこに自分の考えがどのくらい反映されているのか、様々な解釈がありますが、聴く人を納得させる演奏が出来ていた方は上位入賞されていました。
他にも様々な気付きがありました。
テンポ
テンポ設定においては、速すぎず、曲が自然に流れるテンポというものが存在します。
自分の耳で聴くことの大切さ
レッスンがなくても、ある程度自分で曲を形づくれるようになるのが理想です。
最初の一音
これはものすごく大事だと思います。
音の出だしに気を配るということは、曲全体にどの程度思い入れをもって弾いているかの表れでもあると思います。
良い耳を持っている方は、最初の一音で曲全体の出来がおおよそ予測出来ると思います。
最初の1音をどんな音で弾くのか?もっとここにこだわっていいのだと改めて確信出来ました。
様々な課題曲の中では、シンプルでも身体の使い方や音の出し方など、学ぶものは多く、何よりも常に目標を定め、それに向かって取り組めたことは、大きな収穫になったと思います。
そして、一流の舞台での演奏、これはやはり経験とともに場数を踏むことで身につくものだと思います。
自分の音色や音の響き、会場の雰囲気を最大限に感じながら演奏する、これはピアノに限らず音楽をやっている方の醍醐味だと思います。
しかしコンクールは発表会とは違い、同じ曲で競い合う訳で、ミスタッチやリズムが崩れたり、テンポが整わなかったりなど、負の要素が出てくると、今回のように短い曲であれば、やはりそれが審査に大きく影響する場合もあります。
結果だけに左右されて、本来楽しむべき音楽が楽しめなくなることは避けたいと思っています。
しかし、悔しい思いをしても、その反動でいくらでも伸びる可能性がある点は、子どもの特権だと思います。
ピアノ指導って、本当に奥が深く、いくら勉強してもし過ぎるということはないなあと感じています。
次はピティナコンペに向けてのレッスンが既に始まっています。
気合を入れ直さなければと感じた一日でした、、。
七海ちゃん、入賞おめでとうございます!!
夜遅くまで本当にお疲れさまでした!!
そして遠くまで付き添ってくださったお父様、本当にありがとうございました。