バッハのいろは

昨日は、ピアノハープ社にて赤松林太郎先生の「バッハのいろは」セミナーが開催され、役立つ話題が数多く、収穫の多いセミナーとなりました。

主にインベンションにフォーカスして、1つのテーマ(モチーフ)を徹底的に反復させ、その素材を活かしたコンパクトな曲のつくりを理解し、分析・演奏に役立てるには充分な内容で、毎回赤松先生の知識の多さに脱帽です。

インベンションの目的として、

・声部の弾き分け
・旋律を美しく歌う
・作曲法(対位法のルール)を学ぶ

これらが凝縮され、ピアノを学ぶ上では重要なテキストとし位置付けられています。
トリル一つにしても、奏法のみを指導してしまいがちですが、そもそもトリルとは音楽を立体的にする装飾であり、不協和音を伴う刺激的な要素でもあり、そのセンスを養うことにも意義があり、幅広い観点から指導することで最終的な音楽的要素を身につけられるよう導いていきたいと感じました。

また、音程についても常に意識しておきたい点で、

密集(テノールからソプラノが1オクターブ内に配置された和声)ー緊張
乖離(かいり:同様に1オクターブを超えるもの)ー解放

を表すということを感じながら、和声・対位法も分かりやすく噛み砕いた表現で伝えていきたいと感じました。

このバッハの厳格さを、丁寧に根気よく、長期的に教えることで、その習得が一朝一夕では身につかない「物事を捉える基礎」となることに、ピアノ指導の意義があると感じます。

その都度新しい気づきや発見がある赤松先生のセミナー、大変興味深く、次回もまた楽しみにしています♪
企画いただいた先生方、ピアノハープ社の皆様に感謝いたします。

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