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    室内楽ワークショップ

    本日はピアノハープ社ギャラリーにて、多喜 靖美先生によるピティナステップの説明会と室内楽のワークショップ。

    多喜先生には以前東京でリサイタル前にレッスンしていただいたこともあり、本日の熊本でのワークショップを楽しみにしていました。
    気さくなお人柄で、的確なアドバイスには大変助けられ、演奏会前に気が楽になったのを覚えています。

    本日はチェロとピアノのアンサンブルで、室内楽がピアノソロ演奏にもたらす影響も含め、短時間の中で凝縮した話がたくさん聞けたことに感謝です。

    印象に残ったのは、

    長い音符に動きを感じる

    例えば二分音符などの長い音価をピアノで弾いた際に、弾く瞬間は意識しても弾いた後はなかなか意識しないというピアノ演奏者の特徴。
    次の音へつなげるためには常に耳は止まらずに他の奏者の音を聴いていなければならないという点。
    そうすることで、次の音が変わるというお話には納得でした。

    弦のクレッシェンド、デクレッシェンドを一緒に共有する

    弦楽器はどのようにして音が出ているのか、弓の使い方や圧力のかけ方など唯一目で確認できる楽器であり、その強弱のかけ方を一緒にピアノ奏者も感じることで、音のつながりをより感じることができるということ。

    「拍子感に支配された和声をメロディが彩る」

    という多喜先生のコメント。
    普段のレッスンで和声進行を取り入れている生徒さんも多いのですが、いかにそれが大切か、楽譜を読み込めば読み込むほど色々なことが見えてくるのがクラシックの面白さや魅力でもあり、本日一番印象に残った言葉でした。

    それからアンサンブルは楽しい!の一言に尽きると思います。
    今年から熊本でも多喜先生の室内楽セミナーが開催されるとのこと、是非継続して参加したいと思います。

    そして、生徒さんにも是非その楽しさや室内楽の魅力を感じていただきたく、いずれ何らかの形で企画したいと思っていた矢先、来年1月に室内楽のピティナステップが開催されるという情報。
    今後の展開に期待したいと思います。
    実に収穫の多いワークショップでした。

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