最近のコメント

    良い練習、悪い練習

    先日は久々の東京出張、深谷直仁先生のセミナーを受講してきました。
    今回は、「良い練習、悪い練習/読譜編」です。

    新しい曲を譜読みする際に、なかなか先に進まない、時間がかかる、など様々な苦難を経験された方も多いと思います。
    そんな時は、一度練習の仕方を振り返ってみましょう。


    まず、今回印象的だったのは、そもそもなぜ練習が必要なのかということ。
    これは、人は“忘れる”生き物であるため、反復と記憶によって覚えこませる必要がある、とのお話。

    “できるまで”は、ある程度みなさん練習を頑張ると思いますが、大事なのは、“できてから”。
    できるまでは最低限クリアしたい課題であり、できてからどのくらい練習したかにより、記憶の貯金が始まります。
    この貯金が始まってからが差が出るところ。
    本番でミスタッチをなくしたり、暗譜を完璧にするには、やはりこの記憶の貯金がどれくらいできているかがものをいいます。

    そして、譜読みを始める際は、ただ音を機械的に読むのではなく、内容を読むことが大切。
    最初から音楽表現を優先し、その曲のキャラクターを考えながら読み、読むと同時に記憶するつもりで読譜を行う、と超人技のように聞こえますが、これは確かに内容を理解して弾くと暗譜しやすいのは確実です。

    とにかく練習の際にはポイントを絞り、時間の上手な使い方を自分で確立していくことを徹底・継続することで上達具合がグッとアップします。
    この他にもたくさんのポイントをお話しいただきました。
    今後も生徒さんの上達を願い、指導法の研究は続きます!

    コメントをどうぞ

    *