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    モーツァルトの足跡 ザルツブルク②

    かの天才と言われた作曲家モーツァルトW.A.Mozart(1756-1791)は、1756年1月27日にこの家で生まれました。

    モーツァルトの生家

     この建物は、1階が当時の雰囲気を再現した部屋など、2階がオペラを中心とした舞台モデルのミニチュアなど、3階がピアノや肖像画などの展示博物館となっており、多くの観光客が当時のモーツァルトに思いを馳せようと、訪れます。

    4オクターブのクラヴィコード

    やはり興味深いのは楽器(クラヴィーア)で、モーツァルトが使用していた鍵盤楽器を眺めていると、思わずモーツァルトの曲が軽やかに流れてくるような雰囲気に包まれます。

    モーツァルトの使用したヴァルター作 フォルテピアノ

     こちらのピアノの鍵盤数は5オクターブ、61鍵、現代のピアノとは白鍵・黒鍵が反対になっていますが、これは、白鍵の方が鍵盤数が多く、演奏している手をより白く美しく見せるため、と云われています。

    鍵盤部分

    モーツァルトの時代は、チェンバロ、クラヴィコードからフォルテピアノへと移り変わる時期でもあり、作風もそれに伴い変化しているように思います。

    そして、数々のオペラの名曲を作曲したことでも有名ですが、こちらでは舞台模型のミニチュア版が展示されています。

    Teo OttoデザインによるZauberfloete“魔笛” 

    数々の素晴らしい作品を残したモーツァルトの生涯を、ほんの少しではありますが理解できたように思います。

    これを作品解釈や演奏に活かし、役立てることができれば本望です。

    モーツァルトの足跡は、まだまだ続きます。

     

     

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